栗ごはんってすごいおいしい訳じゃないよね問題
聞いてくれ諸君、もちろん栗ごはんはおいしい。かれいの煮つけよりはね。でもさ、
栗ごはんって分相応に「秋の貴重な神ウマご馳走旬レシピ」的イメージしょい込み過ぎじゃね?っていう話を今日はしたい。
まずさ、栗ってあんまり甘くないよね。さつまいもの甘いやつはめっちゃ甘いし、かぼちゃも最近頑張っているけど、
ねえ、栗ってあんまり甘くないよね?あいつ過剰なセルフイメージに救われすぎだろ。なんか日本人全員「おい栗ってあんま甘くないよな」って言うことを恐れているが、私はあえて言いたい。おい栗貴様、糖度そうでもないからな。秋の味覚なめんな。
とくにひどめの栗だと、じゃがいもレベルの甘みしか感じないことすらある。
全く世の中なめている。それというのも我々日本人があいつを甘やかしすぎたのだ。
我々が栗のブランドに気を使いすぎてさも甘いような顔をして食ってきたせいで、栗側がだらけるようになってしまったに相違ない。
罪は我々の側にある。スポイルされきってただのじゃがいもと化してしまった栗に
「てめえあんまり甘くないからな」とはっきり断言し、ショックを与え、もとの焼き芋クオリティの甘みにカムバックさせるまでは、我々の平成は終わらないのだ。